最近買ったCD(また続き)

28日の夜、NHKの歌番組に五輪真弓さんが出てましたね。
外でテレビが流れるところにいて、偶然見ましたけど、3曲も
歌っていました。すごい。
「恋人よ」「時の流れに〜鳥になれ」そして新曲。
相変わらずものすごくいい雰囲気の歌ですね、五輪さん。
ただ、最近は「恋人よ」の次によく歌う「時の流れに」ですけど、
自分はこの時期(80年代半ば)だと「空」っていう曲がすごく
好きなんです。たまにはこちらを歌って欲しいと思ったり
するんですけど。。。

●『NEON SMILES』ブリス・バンド
ポール・ブリス率いるイギリス出身のブリスバンドが79年に発表した
セカンドアルバム。AORの某HPで絶賛されていて興味を持ったアルバムを、
たまたま立ち寄った銀座の山○楽器で見つけたので購入。
ポール・ブリスっていう人は、この後ソングライターとして大活躍する
人で、特にスティーブ・キップナーと組んでオリビア・ニュートン・ジョンに「ハート・アタック」
を書いたり、松田聖子の「マラケッシュ」もこの二人の作品だし、ほかにも
セリーヌ・ディオンの「IF THERE WAS ANY OTHER WAY」も彼が関わって
いる。と同時に興味を持ったのは、このアルバムの翌年にシーナ・イーストン
デビューアルバムにこのブリスバンドが大いに関わっていたから。
実際に聴いたりクレジットを確認してみて、シーナのデビューアルバム『モダン・
ガール/TAKE MY TIME』には、ポール・ブリスはメンバーのフィル・パーマーと
共作で「TAKE MY TIME」を書いているだけ。むしろギタリストのフィルが
ソングライティングにバック演奏で大活躍している。またベーシストのアンディ・
ブラウンも参加しているけれど。。。思ったよりもシーナのデビューアルバムとの
サウンドの関連性は見えなかった。むしろポール・ブリスが演奏にも参加している
セリーヌのデビューアルバム『ユニゾン』の方が音的に近いかも。。
またまた肝心のブリスバンドをないがしろにして聴いてるけど(笑)、グループ自体は
この頃のAORサウンド、特にドゥービー・ブラザーズスティーリー・ダンなどに影響を
受けている感じ。ライナーにもあったけれど、日本人のアレンジャー、井上鑑などは
このアルバム(というか、このあたりの流れ)の影響を受けていそう。特に寺尾聡の
大ヒットアルバム『リフレクションズ』などは。。。
ポール・ブリスのボーカルは上手いけれど、今ひとつ光る個性が感じられない。
やっぱりこの人はソングライターでその才能が生きる人だったってことかな…